元気が出る本です!超おススメ!
最初は主人公の南玲奈(名前は派手だけど中身は地味)にかなりイライラします。とにかく後ろ向きで自分に自信がない。でも生い立ちを考えるとちょっと頷ける。
16歳のときに両親が離婚して、その後それぞれがすぐに再婚。居場所を失った玲奈はそのときから一人暮らし。高校を卒業すると責任がある仕事をしたくなくて、派遣会社に登録してその場限りの仕事をしている。
そんな玲奈の人生の歯車が狂ったのは、恋人から突然別れを切り出され、理由は「何を考えてるかわからない」からと。落ち込んでいるうちに派遣先からは契約の打ち切り、その後なかなか時給のいいところがみつからず、貯金は元彼が友達に借りた車を擦った修理代に消え、来月の暮らしにも困ることに。
切羽詰ったときに昔の派遣仲間のえみりの1日2万の言葉に誘われ、蒲田のキャバクラに1日限りの体験入店(タイニュー)をする。絶対自分には向いてないと実感。
その後も派遣先は見つからず、ボーっとしているときに、高校時代の友人の姉を見かける。当時は暗くて、地味だった彼女が輝いている!偶然再会したときに彼女美香が今は六本木でキャバクラ嬢として働いているのを知り、流れでタイニューする羽目に。
しかし、この店クリップは前回の店とはかなり格が違った。美香には合っていると言われるが、やはり派遣を諦めきれず、何度か面接に行くも、すべて落ち、エアコンまで壊れ、しぶしぶキャバクラ嬢になることに。
そこでの出会いが玲奈を変えていく。時給3,000円から始め、ポイントが加算されると4,000円、5,000円と上がっていく仕組み。当然美香はナンバーワン。
店長の羽田は元ホテルマンで一風普通のサラリーマン風。ちょっと惹かれる玲奈。店ではみなみちゃんと呼ばれてるんだけど、何しろ地味で口下手。それを改造するのはゲイのスタイリストケイさん。ケイさんがほんといい味だしてるんです!おかまキャラなんだけど、みなみを放っておけず、毒を吐きながらも可愛がってくれる。同僚のしほは仕事をしながら芝居での成功を夢見ている。しほを見ているうちにみなみな自分には今まで夢が無かったことに気づく。
美香を見習ううちにキャバクラ嬢としても成長して、だんだん自分がやりたいことがわかってきて…。
このみなみちゃんが、どこにでもいる感じ(いまどき真面目すぎるかも)の女の子って言うのがいいです。特別綺麗でもないし、元気でもない。どっちかと言うと後ろ向き(^_^;)
彼女がどんどん生き生きしていくのが解る。両親には育ててもらえなかったけど、キャバクラの世界で大人になります。
苦手だった母親に説教ができるまでになるとは!
とにかく、弱弱キャラのみなみちゃんを応援したくなる本でした(*^_^*)夜中1時半まで読んでしまった(^_^;)今朝も読み返しました。オイシイ設定もないのにかなりハマった本です(*^_^*)
最近のコメント